2009年:「東南アジア研究逐次刊行物総合目録」が刊行
科学研究費基盤研究(A)「アフロ・アジアの多元的情報資源の共有化を通じた地域研究の新たな展開」(2006-2008) 開始:これまで関連機関が個々に収集してきた東南アジア地域研究に必要な逐次刊行物所蔵状況を調査し共有化することにより、国内における東南アジア研究資料基盤の共同形成と、既収集資料の共有化することを目指し、東南アジア研究に関係する司書と研究者によって選択された432 タイトルのコア・ジャーナルの108 図書館・図書室・情報室の所蔵を収録刊行(2009.3)
2011年:「東南アジア逐次刊行物総合目録データベース」プロトタイプ(第1版)を公開
京都大学東南アジア研究所・公募共同研究「東南アジア研究逐次刊行物の共有化(東南アジア地域資料の共有化と図書館間協力)」(2009-2010):「東南アジア研究逐次刊行物総合目録」に収録されたデータを基に、京都大学東南アジア地域研究所で独自開発した文献目録データベースのプロトタイプ(第1版)を公開
2013年:『東南アジア逐次刊行物の現在:収集・活用のためのガイドブック』の刊行
2014年:「東南アジア逐次刊行物総合目録データベース」第2版を公開、Facebookページ「東南アジア逐次刊行物データベース構築研究会」を開設
京都大学東南アジア研究所・公募共同研究「東南アジア逐次刊行物に関する情報の発信」(2011-2012)、「東南アジア地域資料の長期的収集・利用に関する研究」(2013-2014):収集された東南アジア研究資料に関する情報を広く発信(2013.3)し、既に情報収集を行ったコア・ジャーナルに加えて、新聞・官報の所蔵調査を取り纏め、これをデータベースに反映させ公開。また、新たなプロジェクトである科学研究費基盤研究(C)「インドシナ3国逐次刊行物データベースによる機関横断型ネットワーク構築の研究」(2014-2016)の元で国外機関所蔵情報を追加すべくインドシナ3国機関(ベトナム、ラオス、カンボジア)との連携を進める一方、従来の日本語・英語版をもとに東南アジア諸言語版に対応する新しいデータベースを模索・検討。また逐次刊行物プロジェクト内容を公開するため、Facebookページ「東南アジア逐次刊行物データベース構築研究会」を開設
2016年:「東南アジア逐次刊行物総合目録データベース」第2.2版を公開
科学研究費基盤研究(C)「インドシナ3国逐次刊行物データベースによる機関横断型ネットワーク構築の研究」(2014-2016):ウェブ表記言語を追加(ベトナム語、ラオ語、クメール語)。さらにWeb Fontを取り入れ、表示にフォントのインストールが必要だった言語について、それを不要にする仕組みを構築(2015: この当時、ビルマ語、クメール語、ラオ語を表示するためにはフォントインストールが必要だった)。またスマートデバイス(スマートフォン、タブレット等)に対応したユーザーインターフェース(レスポンシブ・ウェブ・デザイン採用)へ刷新。コア・ジャーナルに加えベトナム所蔵データを含むデータベース増補版を公開
2019年:「東南アジア逐次刊行物総合目録データベース」第2.4版を公開
科学研究費基盤研究(B)「逐次刊行物データベースを利用したインドシナ3国出版思潮の研究」(2017-2020):データベースのインドシナ3国版を構築し、ベトナムに加えてカンボジア・ラオスの逐次刊行物データを追加。ウェブ表記言語としてビルマ語を追加
2022年:『東南アジア逐次刊行物の現在:収集・活用のためのガイドブック』デジタル版 の公開
科学研究費基盤研究(C)「東南アジア大陸部少数民族は言語文化アイデンティティをどのように維持発信しているか」(2021-2023):東南アジア逐次刊行物の出版状況が大きく変化してことを踏まえ、過去の刊行した「東南アジア逐次刊行物の現在」をデジタル版として公開。この情報を参考に、それ以降の出版状況を含む東南アジア研究資料に関する情報を別途取りまとめ刊行
京都大学紅リポジトリで公開: https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/267914 (2022.1)
2023年:「東南アジア逐次刊行物総合目録データベース」第3版を公開
メタデータの収集対象を拡大し、東南アジア大陸における少数民族が国を超えた発信するデジタル・ハード両方の媒体を取り込むデータベースを目指し、東南アジア大陸部少数民族に焦点を当てつつ、インターネットメディアを含む逐次刊行物を取り入れた第3版を公開。本「東南アジア逐次刊行物データベース」ポータルサイトを開設。「東南アジア逐次刊行物の現在」について、この10年間における出版状況について何が変わったのか、出版状況を含む東南アジア研究資料に関する情報について順次公開。